コラム

【 12月食育クイズ&レシピ 】テーマ:肉(ハンバーグ)

牛肉のホワイトハンバーグ(2~3人分)

雪を彷彿とさせる白いソースのハンバーグは、冬の食卓にもぴったり!お肉をこねたり、形をととのえたりする作業は、料理に慣れていない小さなお子さまにもチャレンジできる難易度です。ぜひ親子で一緒に作ってみてくださいね♪

レシピ監修:広瀬彩夏(栄養管理士)

【材料】

・牛肉ミンチ:300g

・玉ねぎ:1/2個

・まいたけ:1/2~1株

・たまご:1/2個

・パン粉:大さじ1

・しお/こしょう:適量

・シチュールウ:1かけ

・牛乳:50ml

・水:100ml

【レシピ】

① 玉ねぎの皮をむいて、みじん切りにして、フライパンで炒める。

② 舞茸の石づきを切り落として、手で食べやすい大きさにさく。

③ ボウルに、①と牛肉ミンチ、卵、パン粉、塩コショウを入れて粘り気が出るまで手で混ぜる。

④ 手で丸めて楕円形に成型し、手の平に打ちつけて中の空気を抜く。

⑤ フライパンに並べて中火で焼き、焼き目がついたら裏返す。

⑥ 弱火~中火に火力を落として、舞茸も隙間に加えて、フライパンのふたをして一緒に火を通す。

⑦ 焼きあがったら、ハンバーグはお皿に移す。

⑧ 別の小鍋に牛乳と水を入れて温め、火を止めてからシチュールウを加えて溶かす。

⑨ ⑥の舞茸を加えて、再び火をつけてとろみが出るまで火にかける。

⑩ ⑦に⑨をかけて出来上がり。

【補足】

・牛乳が飲めないお子さまには、同量の豆乳を代用することができます。

・シチュールウを使用することで、面倒な作業となるホワイトソース作りの工程を省くことができます。

【コラム】ハンバーグはもともと “生肉” で食べる料理だった?

ハンバーグのモデルとなった「タルタルステーキ」(M.Studio – stock.adobe.com/jp

一般的なレストランはもちろん、スーパーではレトルトや冷凍食品として手軽に購入できるハンバーグ。「ハンバーグ?なにそれ、食べたことない。」なんて人は、なかなか見つからないでしょう。そのくらい日本人には馴染み深い料理です。

私たちの知るハンバーグ、つまりひき肉を玉ねぎやスパイスと混ぜて焼いた料理は、18世紀頃のドイツ/ハンブルク(Hamburg)で生まれました。現地では「フリカデレ(frikadelle)と呼ばれ、ドイツの一般的な家庭料理として現在も親しまれています。それが徐々にヨーロッパに広まり、ハンブルクからやってきたことから、「ハンブルク風の」を意味する「ハンバーグ(Hamburg)」、またはハンブルク風肉料理を意味する「ハンバーグステーキ(Hamburg Steak)」と呼ばれるようになりました。

では、そもそもそのハンバーグ(フリカデレ)はどうやってドイツで誕生したのでしょうか? さらに時を遡ること500年以上、13世紀当時のアジアで勢力を急速に拡大するモンゴル帝国の「タタール人(Tatarlar)」が食していた肉料理が、それにあたると考えられています。

当時のタタール人は、長距離遠征に使用する馬を、同時に食用としても使用していました。しかし、長時間歩き続けた馬の肉は、発達した筋肉によって非常に硬く、とても食べられるものではありません。そこで、肉を細かく切り刻み、さらにスパイスや玉ねぎによって臭みをなくし、手軽に美味しく食べられる料理が考案されました。それこそが、ハンバーグの前身となる「タタール人の肉料理=タルタルステーキ(Tartar Steak)」であり、モンゴル帝国の攻勢に伴ってヨーロッパまで伝わったそうです。ハンバーグのモデルは、もともと生肉のまま食べる料理だったんですね。

安く硬い肉しか買えない多くの労働階級者にとって、細かく刻んで食べやすくなるタルタルステーキの調理法は非常に魅力的でした。とはいえ、タタール人のようにその場で新鮮な馬肉を使えるわけではありませんので、衛生の観点から火を通す調理法が取り入れられ、やがて国民的料理「フリカデレ」として定着していきます。

「タルタルステーキ(タタール人)」→「フリカデレ(ドイツ人)」→「ハンバーグ (ヨーロッパ・アメリカ)」と、姿や名前を変えて、ようやく日本にやってきたのは19世紀頃。1882年(明治15年)に開校した日本初の料理学校「赤堀割烹教場」の開校式の席にて、ハンブルク風ステーキとして披露されました。以降、洋食レストラン等において徐々に広まり、今日のハンバーグに至ります。

※ハンバーグの詳細な歴史には諸説ございます

【食育クイズ11月号】テーマ&プレゼントは「カボチャ」!

食育クイズとは?

木製玩具ブランド「ウッディプッディ」が月に1度開催する、食べ物に関するミニイベントです。その月の旬の食材をピックアップし、コラム、レシピ、クイズをお届けします。クイズの正解者のうち抽選で3名様に、テーマの食材がモチーフとなったおままごとのおもちゃをプレゼント!お気軽にご参加ください。

11月のプレゼントは「かぼちゃ」



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大きく3つの種類に分かれるカボチャ

【日本カボチャ】

黒くてボコボコと凹凸がある、野球のグローブのような形が特徴。伝来したばかりの頃はこちらが主流でしたが、現在では高級な日本料理店など、昔と比べるとかなり遠い存在となってしまいました。普段食べるかぼちゃよりも甘みが薄く、日本食に向いています。

【西洋カボチャ】

普段私たちが食べる表面がツルッとしたカボチャも、ハロウィンのイメージが強い大きなオレンジ色のカボチャも、どちらも同じ「西洋カボチャ」の仲間です。甘みが強く、ほくほくとした食感が特徴であることから、現在では日本カボチャにとって変わり、こちらが主流となっています。

【ペポかぼちゃ】

きゅうりの仲間と思われがちな「ズッキーニ」ですが、実は立派なかぼちゃの一種。ペポかぼちゃは淡白な色でしゃきしゃきとした食感が特徴です。ズッキーニの他は「金糸瓜(そうめんかぼちゃ)」が分類されます。

「かぼちゃ」の由来は”あの国”の名前

日本に初めてカボチャが伝わったのは16世紀ころ。豊後(ぶんご:現在の大分県あたり)に漂着したポルトガル船からカンボジア産のカボチャの種を献上されたことが始まりです。名前の由来は諸説あるものの、伝来の際に「カンボジア」から「かぼちゃ」という名前に至りました。

写真は、カンボジアの隠れ名物「かぼちゃプリン」。なんとかぼちゃ本体にプリンが埋まってるという、ユーニークなビジュアルが印象的。いつか日本でも流行る日が来るかも…?

かぼちゃを”投げる”お祭り知ってる?

画像は公式サイトより抜粋:

https://www.punkinchunkin.com/the-competition/members-machines/

ハロウィンの起源がケルト人の収穫祭であるように、かぼちゃは秋の収穫を祝う象徴として、世界各国でお祭りが開かれています。その中でも一際変わっているのが、アメリカデラウェア州サセックス郡で行われる『World Championship Punkin Chunkin(かぼちゃ投げ世界選手権)』。

どんなマシンでも、とにかくかぼちゃを遠くに投げた人の優勝ということで、エンジニアや大工さんをはじめとする、ベテラン勢が腕に寄りをかけたマシンが勢揃いします。その様はさながら、投石機や戦車が集う戦場のよう…。

血気盛んな様相のイベントですが、もともとは児童虐待被害者のための非営利組織を支援する目的で始まった本イベントでした。残念ながら、近年はコロナの影響で中止が続いているようですが、youtubeや公式サイトなどでは、想像を超える機器の数々が閲覧できます。気になる方はぜひチェックしてみてください。

公式サイト:https://www.punkinchunkin.com/

参考:自作の巨大マシンでかぼちゃを飛ばすコンテスト(WIRED.jp)

カラダに嬉しいかぼちゃの栄養

・βカロテン:

抗酸化作用による、活性酸素(老化の原因の一つ)の除去

・ビタミンA:

目の働きを正常に保つ、粘膜を保護する、免疫力を保つ

・ビタミンE:

ホルモンバランスを整える、抗酸化作用、特にシミ・シワなど肌のトラブルに効果あり

・ビタミンC:

コラーゲンの生成、抗酸化作用、免疫力の向上、抗ストレスホルモンによるストレス緩和、生活習慣病予防

・食物繊維:

腸内環境の改善、大腸ガンの抑制、便通の改善

※βカロテンとビタミンEは、油と一緒だとより効率的に吸収できます

【親子でかんたんレシピ】かぼちゃのおやき

【材料(5個分)】

・かぼちゃ・・・1/4個(可食部250270gくらい)

・バター(マーガリン、サラダ油も可)・・・1520g

・はちみつ・・・大さじ1(砂糖小さじ2でも可)

・片栗粉・・・適量

【作り方】

①かぼちゃの種をくりぬいて洗い、耐熱皿にのせてラップをしてから、電子レンジ600W1分加熱する。

②包丁で切れるくらいに柔らかくなったら、一口大くらいに切って、鍋で茹でる。

③火が通ったら、皮を包丁で落としてボウルに移し、フォークなどで潰す。

④ザルでこして、片栗粉小さじ2、はちみつを加えて混ぜる。

⑤手で、直径5cmくらいに平たく丸める。

⑥片栗粉をまぶして、バターを熱したフライパンで焼く。

⑦裏面も焼いてできあがり!

【ポイント】

・焼く時はやわらかいので、しっかり片面を焼いてから、優しくひっくり返してください。

・バター、はちみつの代わりのものを使っても十分美味しいので、お子様の成長などに合わせてください。

・①の作業は、かぼちゃを包丁で切りやすくするだけですので、省略しても大丈夫です。

・お子様には、かぼちゃを潰す作業や、丸めて片栗粉をまぶす作業を手伝ってもらいましょう。

【お子さまにおすすめの理由】

・かぼちゃ自体に甘みがあり、最小限の材料でおやつになります。アレルギーのあるお子さまにもおすすめです。

・色鮮やかで、見た目も丸くて可愛い仕上がりなので、出来上がった時の見た目もお楽しみいただけると思います。

・かぼちゃが苦手な子も、見た目や味わいを変えて食べることで、徐々に慣れていくきっかけになるかもしれません。

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【食育クイズ9月号】梨(なし)

【食育クイズ】とは?

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今月のプレゼント:なし(梨)



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梨3兄弟

梨は大きく分けて「西洋なし」「中国なし」「日本(和)なし」の3つに分類されます。まずは簡単にそれぞれの歴史や特徴に触れてみましょう。

1.日本(和)なし

日本に暮らす人にとっては最も馴染み深いなしの種類。元はだいぶ古く、1~2世紀の弥生時代から既に存在したことから、稲作と同じ時期に大陸から伝わってきたと考えられています。

日本国内における日本なしの生産量が高い地域は、ふなっしーでお馴染みの千葉県(14%)が第一位。ついで茨城県(11%)、栃木県(10%)の関東圏3県がトップを占めています。「そこは山梨県だろ!」と言いたいところですが、残念ながらトップ3どころか情報元の資料ではトップ30位にすらランクインしておらず…。ちなみに二十一世紀なしでお馴染みの鳥取県は5位でした。

ランキング参照:『果物情報サイト 果物ナビ』

https://www.kudamononavi.com/graph/category/ca=28

日本なしは薄茶色っぽい「赤なし」と、黄緑色の「青なし」の2種類に分類されます。代表的な品種の「幸水」は赤なし、「二十一世紀なし」は青なしの仲間。しっかりとした甘みとみずみずしい果肉が特徴の赤なしに対して、青なしは甘さ控えめでやや酸味のあるすっきりとした味わい。みなさんはどちらがお好きですか?

2.西洋なし

ぽてっとした愛らしいフォルムが特徴的な西洋なし。なしのイラストには日本なしより西洋なしの方が圧倒的に多いせいか、食べたことがあまりない人でも親近感を抱くのではないでしょうか。

個人的には、むかし遊んでいた任天堂DSソフト『おいでよ!どうぶつの森』で、自分の村の特産品が西洋なしだったこともあり、個人的に思い出深いフルーツです(友達がおらず特産品が増えませんでした…)。

無駄話はさておき。16〜18世紀頃にドイツやイギリスを中心に栽培され、日本にやってきたのは明治初期頃。1875年に山形県の東置賜郡屋代村(ひがしおきたまぐんやしろむら、現在の高畠町)にて栽培が始まりました。そして約150年が経過した現代において、山形県の西洋なし生産量は国内流通分の7割を占めるダントツ1位の地域として名を馳せています。

栽培当時、出来上がったばかりの西洋なしを食べた人たちは「固くてとても食べられない!」と実を捨ててしまったそうですが、後に熟して甘い香りを放つその実をあらためて食べてみると、その美味しさに驚き、以降栽培が定着したそうです。日本に西洋なしを持ち込んだ人は、どうして熟成期間について教えてくれなかったんでしょうね。

そんな西洋なしの代表格「ラ・フランス」は、その名の通りフランスで発見された品種です。現在でもフランス産が圧倒的ブランドを誇る…と思いきや、1900年代初頭に病気が流行り、早々に絶滅。なんと現在ラ・フランスは日本でのみ栽培されているのだそうです。もはや「ラ・ジャポネ」と呼んでも差し支えないかもしれません。

3.中国なし

最後はあまり見かけることのない「中国なし」。形は西洋なしに近いですが、色と味は日本なしに似ているそうです。名前の如く中国に端を発する品種で、西洋なしと同様18世紀頃に日本に伝来したが、こちらはほとんど普及せず、北海道をはじめとする一部の地域で小規模栽培が行われるに留まっています。

広東料理、台湾料理においては、シロップで似た温かいデザートとして、または喉の症状に良いとされることから漢方に使用されるなど、中国・台湾では古くから生活に根付くフルーツの一つです。

梨特有の「しゃりしゃり食感」の正体

「細胞壁」という言葉を覚えていらっしゃるでしょうか。「昔理科の授業でなんとなく聞いたような…」と、私のように記憶の彼方へ追いやってしまった方のために改めてざっくりご説明すると、植物の細胞一つ一つを守る壁のようなもので、生物の細胞には存在しないものです。

その中でも一際丈夫な細胞壁を持つ細胞、それが「石細胞(せきさいぼう)」です。一般的な例として、梅干しやももの種が挙げられますが、なし特有のしゃりしゃり食感もまた、この石細胞によるもの。本来は種を守るための硬い殻を構成するための細胞ですが、なしの場合は実が成長するにつれて石細胞も全体に広がるそうです。なしとよく似たりんごにすら含まれないことから、なしのような現象は食べものの中でも異例なのかもしれません。

石細胞は「リグニン(木質)」と「ペントサン(食物繊維)」によって構成され、人間の体内では消化できないことから、腸を刺激し活性化する(蠕動運動:ぜんどううんどう)効果が期待できるそうです。

なしの語源

【中白】

中身が白い実だから「なかしろ」→「なかしろ」

【風なし】

強風が吹くとなしが落ちて収穫できないことから

「風なし」→「風なし」

【中酸】

内側に行くほど酸味が強まるから

「中酸(なす)」→「なし」

(どれも、なし以外の果物にも当てはまりそうだけど…)

【親子でカンタンレシピ】梨入りスイートポテト

秋の味覚である「さつまいも」と「なし」を一緒に味わえるスイーツです。さつまいもをつぶす(裏ごし)作業は、お子さまにも楽しんでいただけること間違いナシ!包丁を使った作業にトライする場合は、上に飾るなしのカットをお任せしてみてください。

【材料(3~4人分)】

・梨・・・1/2個

・バター(食塩不使用)・・・5g

・砂糖・・・小さじ1

・さつまいも・・・200g(可食部)

・バター(食塩不使用)・・・15g

・砂糖・・・小さじ1

・牛乳・・・大さじ2~4

【作り方】

①なしの皮をむき、芯を取り除き、1cm~1.5cm角に切る。また、それとは別に上に飾る用の梨は好きな形に切っておく。

②フライパンにバター5gを熱し、梨が透き通って軽く焼き目がつくまで焼く。

③②に砂糖小さじ1加えて、混ぜ合わせ、火を止める。

④さつまいもは洗って、皮ごと幅2cmくらいの輪切りにする。

⑤鍋に、さつまいもが浸るくらいの水を入れて5~10分ほど茹でる。

⑥さつまいもの皮をむいて、熱いうちにつぶして裏ごしする。

⑦⑥に砂糖小さじ1を加え、程よい固さになるように牛乳の量を調整しながら加える。

⑧⑦に③を加え混ぜ合わせ、耐熱容器に入れて、飾り用の梨をのせたら、オーブントースターで15分ほど焼いてできあがり。

【料理のポイント】

◯梨はしっかりと火を通すと口当たり良く、バターが馴染み一層美味しく仕上がります。

◯さつまいもは、茹でずに耐熱容器にかぶるくらいの水を入れて電子レンジで加熱しても良いです。その場合は、600Wで様子を見ながら2分ずつ加熱していってください。

◯お子さまには、さつまいもをつぶす作業がカンタンで楽しく行なっていただけると思います。

◯お子さまには、上に乗せる梨のカットにトライしてみていただいても良いと思います。梨はやわらかくて包丁がまっすぐに入りやすいので、比較的カンタンに切れますよ。

◯大人が食べても美味しい味付けにしています。梨やさつまいもは十分に甘い食材なので、お子様の年齢に合わせて、バターや砂糖の量を調整してください。

今月のプレゼント:なし(梨)



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食材情報監修:皐月(栄養士・野菜ソムリエ)

レシピ監修:広瀬彩夏(管理栄養士)

編集:平子(ウッディプッディ)

【食育クイズ8月号】トウモロコシ

食育クイズとは?

毎月19日頃に開催する、旬の食材をテーマにしたクイズです。正解者の中から抽選で、テーマになった食材のおもちゃをプレゼント!どなたでもご参加OKですので、ぜひチャレンジしてみてください!


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とうもろこしって野菜じゃないって知ってました?

トウモロコシはイネ科・トウモロコシ属に分類される穀物の一種です。そうです、一見野菜のようで、実はお米や小麦と同じ「穀物」に分類されます(ウッディプッディでは便宜上”やさい”として販売していますが…)。

 

初めに日本にやってきたのは、室町から安土桃山時代の16世紀頃にポルトガル人によって伝えられました。「唐(当時の中国)」からやってきた「モロコシ」のような植物=「トウモロコシ」と、名前の由来は至ってシンプル。

 

ここで登場する「唐黍・唐土(もろこし)」とは、一足早く日本に伝来した穀物の一種で、同じく中国から来た穀物です。普段はあまり聞きなれない食べ物ですが、お米に比べて食物繊維やミネラルが豊富なこともあり、実は現在でもグラノーラやスナック菓子などに多く使用されています。

 

トウモロコシの漢字表記は「玉蜀黍(とうもろこし)」ですが、同じくトウモロコシを指す「南蛮黍(なんばんきび)」の異名もあります。ちなみに英語なら「CORN」、中国語なら「玉米(イーミー)」。「唐」から来た「唐黍/唐土(もろこし)」ですが、「もろこし」にはすでに「唐のもの・唐から来たもの」という意味が含まれているため、意味が二重になってしまいますよね。そこで、黄色の粒がキレイに並ぶさまから、宝石を意味する「玉」という漢字を使用し、「玉蜀黍」という漢字に至ったとされています(諸説あります)。

品種によって異なるトウモロコシの用途

醤油を塗って焼いたり、便利な缶詰になっていたり、シリアルの原料になったり、トルティーヤになったり、トウモロコシの活躍の場は実に様々。多彩な顔を持つトウモロコシは、品種によって活躍の場が大きく異なります。中には食用以外の用途に使われるトウモロコシも存在するとか…。以下は主な品種とその用途についてまとめたものです。

トウモロコシの構造と名称

とうもろこしは大きく3つのパートに分かれます。

 

①苞葉 – ほうよう

「苞(ほう)」とも呼ばれるこの葉っぱ、まるでトウモロコシを守るように周囲を覆っていますね。また、花の場合はつぼみの段階でその周りを包むように葉っぱが変形した部分をいいます。たんぽぽがそのいい例で、花が咲いた後は、花のすぐ下に開いています。

 

② 絹糸 – けんし

ヒゲにたとえられるトウモロコシの糸は「絹糸」と呼ばれます。その正体は「めしべ」、つまりここで受粉をしてとうもろこしが育つんですね。絹糸はひとつひとつの粒から1本ずつ伸びているので、実は粒とひげの本数は同じなんです。そのまま食べることはありませんが、食物繊維や鉄分を多く含む他、更年期障害やPMS(生理に伴う体調不良)の緩和効果が期待されることから、漢方やお茶として親しまれています。

 

③穎果 – えいか /子実 – しじつ

トウモロコシの粒は、果実や種子を意味する「子実」にあたります。別の呼称には「穎果」がありますが、こちらはイネ科に属する植物の果実を指す言葉で、とうもろこしの他には小麦や籾(ざっくり言えば殻付きのお米)などがそれに当たります。

トウモロコシの主な栄養素

トウモロコシと言われると、「甘い=糖質=体に良くない!?」と思われがちですが、実は糖や脂肪の代謝、コレステロール値低下に欠かせない栄養もしっかりと含まれています。次に、私たちの健康を支えてくれるトウモロコシの主な栄養素をご紹介します。

 

①糖質

 世界三代穀物の一つとして、古くから人々の食生活に欠かせないトウモロコシ。その理由として、私たちのエネルギー源となる糖質を豊富に含むことが挙げられます。現代の日本ではやや過剰摂取になりがちなので要注意。必要以上に摂取すると脂肪となって、非常時の時のために体に蓄積されます。

 

②ビタミンB1

 糖質をエネルギーに変換する(代謝する)重要な役割を担うビタミンB1。不足したまま糖質過剰になると、うまくエネルギーに代謝されず頭がぼーっとし、疲労回復どころかむしろ疲れが取れなくなってしまいます。その他、脳や神経を正常に保つ、精神的な安定性を保つなど、糖質と同等に私たちの健康的な生活に欠かせない存在です。トウモロコシの他には、大豆、豚肉、ナッツ、ほうれん草などに多く含まれます。

 

③ビタミンB2

 ビタミンB1が糖質の相棒なら、ビタミンB2はなんの相棒…? そう、脂質です。ビタミンB1と同じく、脂質を体のエネルギーとして代謝するために欠かせない栄養素です。さらに体内に蓄積した過酸化脂肪(酸化した脂肪)の分解・排出の役割も担うため、肥満や生活習慣病予防にはうってつけです。トウモロコシの他には、納豆、アーモンド、レバー、卵などに多く含まれています。

 

④食物繊維(セルロース)

 トウモロコシのシャキシャキとした歯応えを生み出す食物繊維「セルロース」は、血中コレステロール値の減少や老廃物を排出(便通の促進)する働きがあります。

 

⑤カリウム(※絹糸部分に含まれる)

 トウモロコシヒゲ茶として親しまれる絹糸には、カリウムが豊富に含まれています。カリウムは主に食塩を通して接種されるミネラルの一種「ナトリウム」と深い関係性があり、例えばナトリウムと作用し合うことで体内の水分量を調節したり、筋肉の正常な動きを保つ役割を持つ名コンビです。しかし時には、そんな相棒のナトリウムを体外に排出してしまうことも…。というのも、食塩の過剰摂取による血中ナトリウム濃度の上昇は高血圧の原因となるため、カリウムは正常な血圧に保つためにナトリウムの量を調整する働きを持つのです。

【親子でカンタンレシピ】トウモロコシたっぷりピザ

親子で楽しく作れる「トウモロコシたっぷりピザ」のレシピをご紹介します。ウッディプッディのおままごとで遊んだ後は、本物のトウモロコシを使って楽しい&美味しいレシピにトライしてみてください!


レシピはこちら

【親子でカンタンレシピ】トウモロコシたっぷりピザ

トウモロコシたっぷりピザの作り方

<材料(2人前)>

・とうもろこし・・・1本(実際に使うのは1/4本程度)

・ピーマン・・・1個

・ソーセージ・・・1本

・ピザ用チーズ・・・適量

・ピザ生地(既製品)・・・1枚

・塩・・・小さじ1(とうもろこしを茹でる用)

<作り方>

①とうもろこしのひげを取り、皮は2~3枚残してむく。

②とうもろこしが浸かるくらいの深いフライパンまたは、鍋にお湯を沸騰させておく。

③塩ととうもろこしを入れて、たまにとうもろこしを転がしながら5分ほど茹でる。とうもろこしが鍋に入りにくかったら、茎の部分を折るか切っておく。

④茹で上がったら、粗熱を取って皮を全部むく。

⑤とうもろこしを1/3にカットして、箸を使って縦に1列、粒を削ぎ落とす。

⑥1列取れたら、隣の列を横に倒すようにして外していき、1周して全部の粒をはずす。

⑦ピーマンを3mm幅くらいの輪切りに、ソーセージは5mm幅くらいの輪切りにする。

⑧耐熱容器に⑦を入れて、ラップをかけて電子レンジ600wで30秒ほど加熱する。

⑨ピザ生地にケチャップを塗って、⑥⑧をのせてチーズをかけたら、オーブントースターでチーズが溶けるまで焼いてできあがり。

<注意点>

・とうもろこしをはずす作業の1列目は難しく、また箸を使うので大人の方がやりましょう。その後は、手で指先を使ってはずすので、お子様にも手伝っていただけます。

・上手な外し方としては、とうもろこしの粒の根っこの部分から横に倒すようにするときれいに外れます。

・ピーマンが苦手なお子様には、緑の野菜として、茹でたブロッコリーやアスパラを使ってもOKです。

、ケチャップの代わりに、カレー粉をマヨネーズに混ぜた、カレーマヨ味でもおいしくなります。

<お子様にオススメな理由>

◎普段は缶詰のとうもろこしを使うことが多いかもしれませんが、実際に手で触れて、皮をむいたり、ひげをとったり、粒をはずしたりすることで、普段どの部分を食べているのかをよく知ることができます。

◎好きな具材を使って、自分でトッピングすることで「自分で作ることができた」という成功体験が自信につながります。

◎赤、黄、緑の鮮やかな彩で、出来上がりも楽しい見た目になります。

レシピ監修:広瀬彩夏(管理栄養士)

【親子でカンタンレシピ】スイカのフルーツポンチ

ウッディプッディ,食育クイズ,レシピ,親子,2022年7月,スイカ

材料

・すいか(皮なし重量)…250g

・キウイ…1個

・パイナップル(皮なし重量)…80g

・リンゴジュース…150ml

・砂糖…大さじ3

・水…150ml

・レモン汁…小さじ1

作り方

①スイカの皮を切り落とし、種をフォークで取り除いてから、一口大に切る。

②小鍋に、砂糖と水を入れて沸騰させる。

③①とレモン汁を加えて、3分ほど煮立たせる。

④汁ごと容器に移して、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。

⑤パイナップルを一口大に切る。

⑥キウイも5㎜幅にスライスして、型抜きする。余った部分は小さく切っておく。

⑦④のスイカを取り出し、型抜きする。

⑧器に⑤⑥⑦とりんごジュースを入れて出来上がり。

レシピのポイント

・型抜きをする際は、果物を気持ち大きめに切り分けましょう

・スイカは中心部に種が多いため、皮に近い方が使いやすいです

・キウイは堅すぎると型抜きが難しいので気をつけましょう

・パイナップルは繊維が多いため、お子様が行う際はリンゴだとよりカンタンでオススメです

レシピ監修:広瀬彩夏(管理栄養士)

編集:平子(ウッディプッディ)