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子育て

ひな祭りを通じて成長を育む遊び

ひな祭りを通じて成長を育む遊び

「ひな祭り(ひなまつり)」は、女の子の健やかな成長と幸せを願いおひなさまを飾る日本の代表的な行事です。

「3月3日」に行われ、春の訪れを感じられる季節行事として家族が集まってひな人形を飾り、行事食を楽しみます。

ひな祭りを子どもたちに伝える際には、お祭りに込められた優しい想いを分かりやすい言葉で伝えることが大切です。

ひな祭りの由来と意味

ひな祭りは古代中国の厄払いの行事「上巳の節句(じょうみのせっく・じょうしのせっく)」と日本の穢れ(けがれ)を祓う神事が起源とされてます。

平安時代頃から貴族の子どもたちが人形遊びを楽しむ「ひいな遊び」から発展、厄払いとして川に人形を流す「流し雛(ながしひな)」へと変化していきました。

更に時代とともに室内に人形を飾る風習が広まり、江戸時代になると段飾りのひな人形が一般に普及しました。

現在は女の子の成長を祝う大切な年中行事として定着し、「3月3日」は桃の花が咲く時期と重なることから「桃の節句」とも呼ばれます。

桃の節句の意味と願い

桃の節句と呼ばれるのは、この時期に咲く桃の花が不老長寿や厄除けの象徴と考えられてきたためです。また、春を迎える節目にあたることから、新しい生活の始まりを祝う気持ちも込められています。

女の子の成長を祈りつつ、花々や緑の恵みを感じることで、季節を体感しながら日本ならではの行事を味わえます。

ひな人形の飾りとそれが象徴する意味

ひな人形は、最上段の親王(しんのう・内裏雛(だいりびな・男雛・女雛))から始まります。

以下、三人官女(さんにんかんじょ・お内裏様の食事の運び出しや身の回りのお世話をする役目)、五人囃子(ごにんばやし・能楽の囃子方(はやしかた)を人形化したもの。謡・笛・太鼓・大鼓(おおつづみ)・小鼓)、随身(ずいじん・つき従う武官)、仕丁(しちょう・貴族にお仕えしていた人)などが段ごとに並べられます。

これらは、宮中の婚礼の様子を表現しており、それぞれに役割や意味が込められています。道具や装飾の細部にも伝統的な技術が生かされ、文化的背景を感じ取ることができるでしょう。

なお、内裏雛は地域や風習によって左右の並び位置が異なります。京都を中心とする関西では向かって右に男雛、左に女雛を置くのが一般的です。関東では、向かって左に男雛、右に女雛を置くのが一般的です。

また、道具・装飾として内裏雛の背後に金屏風を立て、両脇に雪洞(ぼんぼり)を置きます。内裏雛の間には、桃の花をさした瓶子(へいし)をのせた三方(さんぼう)を飾ります。

子どもと一緒に人形を飾ることで、日本の歴史や美意識に触れる豊かな機会となります。

ひな祭り遊びで女の子の成長を育む

ひな祭りの雰囲気を活かした遊びのアイデアを取り入れることで子どもたちは楽しみながら伝統文化を理解し、人形遊びや工作などを通じて創造力やコミュニケーション力を培えます。

伝統行事を題材にした遊び・行事食は、子どもが文化的背景に触れながら学習する絶好のチャンスです。食育にも最適です。

特に女の子にとっては、ままごとや人形遊びが身近であり、ひな祭りのストーリー性が加わることで、想像を広げるきっかけを与えてくれます。

大人がちょっとした工夫を加えるだけで、ひな人形を活用したり桃の花を取り入れたりと、季節感や行事の意味を実感できる遊びが生まれます。

遊びの中で自然にルールの理解や言葉のやりとりが発生するため、コミュニケーション力の向上も期待できます。

ひな人形で楽しむごっこ遊びやままごと

ひな人形には前項目で記載いたしました通り、さまざまな役割を持つ人形で構成されております。

その立場を子どもたち同士で分担しておままごとをすると、表現力やコミュニケーション力が育まれます。実際のひな壇を舞台にしてお祝いの場面を再現するなど、創造性を刺激しながら楽しく遊ぶことができます。その場面に行事食やおままごとの食材玩具を取り入れることで、親子が一緒になってひな祭りの物語を作り上げるのも良いでしょう。

ひな祭りが子どもの成長や教育に与える影響

ひな祭りのような季節行事は、子どもの学びや感性を育む貴重な機会です。人形に触れることで養われる繊細さや思いやり、飾り付けをする中で培われる観察力や創意工夫は、幼児期の成長に大きく寄与します。

また、行事を一緒に楽しむことで子どもの情緒が安定し、家族との信頼関係を深める効果も期待できます。

子どもたちに教えたい日本の伝統文化の大切さ

日本には季節ごとの行事が多く、それぞれに由来や願いが込められています。日本の歴史や人々の想いを知ることは、子どものアイデンティティ形成にとって欠かせないプロセスです。

地域や家庭によって風習が異なることも伝えつつ、子どもたちが多様性を認識し、自国の文化を大切にする気持ちを育むことが重要です。

伝統を大切にしつつ、家族ならではのアレンジを加えて、子どもたちと一緒に思い出を紡いでいきましょう。

その中で、ウッディプッディのおままごと玩具もわき役に添えていただけましたら幸いでございます。

ウッディプッディのある「ひな祭り(ひなまつり)」風景

ひな壇を前に、お子さまと楽しく遊んでいただけるおすすめおままごとセットを紹介いたします。

紹介した以外にもウッディプッディにはいろいろシーンに合わせたおままごとセットをご用意してます。お子さまのお気に入りの玩具のひとつになればありがたい限りです。

🍡はじめてのおままごと 和菓子セット(四季を感じるセット内容・伝統・食育)

🍣はじめてのおままごと 特上おすしセット(お祝い・寿司のネタ種類・マナーを学べるセット・お箸学習・食育)

🍰はじめてのおままごと パティスリーセット(パーティ・お店屋さんごっこ遊びができるセット・トングの活用・食育)

木のおもちゃとプラスチックのおもちゃ どっちがおすすめ?

木のおもちゃとプラスチックのおもちゃどっちがおすすめ?

お子様へのおもちゃを選ぶ上で、素材は非常に大切なポイントです。

多くのおもちゃは木製品とプラスチック製品に分かれます。子どもの安全や成長を考慮し、どのようなおもちゃが適しているのかを見極めるには、こうした素材のメリットを知る必要があります。

そこで本コラムでは、木製おもちゃとプラスチックおもちゃの魅力や選ぶポイントなど、それぞれの特徴を紹介していきます。

木のおもちゃの特徴と魅力

五感を刺激し成長を促進

木のおもちゃは、自然素材ならではのぬくもりや香りが楽しめることが大きな特徴です。

木製品は自然なあたたかさがあり、子どもが触れたときに安心感を抱きやすいと言われています。さらにブロックやスティックをたたくときに生まれる優しい音や自然な木目、木の質感や材質を楽しむことで、視覚や触覚の発達を促す効果も期待できます。自然素材特有の心地良さが、木のおもちゃの人気のひとつです。

ブロック・木玉といったシンプルなデザインのものが多いですが、こうした形状は想像力を活かした遊び方を引き出します。自由に組み合わせや役割を決めることによって、想像力だけでなく、集中力や探求心を育てるきっかけになります。

五感への刺激や自分で考える遊び方は、脳の発達や想像力の育成に役立つとされています。

安全性と耐久性

木のおもちゃは、素材自体が頑丈で割れにくいことから、長期間使い続けることができます。何度落としても壊れにくく、小さな破片が出にくいため、安全性が高いという評価があります。

特に無塗装の製品や自然由来の安全塗料を使用したものは有害化学物質への懸念が少なく、子どもが舐めたり触ったりしても安心して遊ばせることが可能です。健康に対する懸念が少ない点は、小さなお子様のいる家族にとって大きなメリットとなります。

また、長く使っていると角が少し丸みを帯びるなど、使い手によって風合いが変化していく楽しみもあります。木のおもちゃは手入れや定期的なメンテナンスをすることで長持ちするものも多いです。こうした経験から、物を大切に扱う姿勢や修繕して使い続ける精神を、自然と学ぶことにもつながります。

木製おもちゃの種類

木のおもちゃには非常に多くのバリエーションがあり、年齢や興味に合わせて選択肢が広がります。手作りの風合いがあるもの、シンプルな形状のものから少し複雑な仕掛けを持つものまで、子どもの成長段階に応じて選べる自由度の高さが魅力です。

ここでは、代表的な製品をさらに詳しく見ていきます。

赤ちゃん向けのラトルや歯固め

0歳から遊べる木のおもちゃといえばラトルや歯固め。やわらかな木材を使ったものが多く、赤ちゃんの口に触れても安心安全な設計が施されています。シンプルな作りでも、赤ちゃんは音や形状への興味から集中して遊び続けることができます。

木の歯固めは適度な硬さと天然素材の安心感があり、プラスチックの歯固めとは異なる心地よさが感じられます。小さな赤ちゃんほど、五感を刺激する素材との接触が成長にとても良いとされます。

おもちゃを振ったときの音や、口に触れたときの感触が、赤ちゃんの日常に新鮮な刺激をもたらします。

積み木・ブロック・パズルなどの知育玩具

木製の積み木やブロック・パズルなどは、組み立てる過程で子どもの空間認識力を高めたり、問題解決力を養ったりする効果があります。多くは1歳から遊ぶことができ、自分なりの答えやゴールを考え立体を認識していくため、子供の最初の知育玩具としてもおすすめです。

パズルであればピースをはめ込む順番や形の特徴を把握する必要があり、手先の器用さを育てる点でも有効です。また、達成感を得ることで自信や自己肯定感の向上にもつながります。

外国製のデザイン性に優れた木のおもちゃや、安全性が高い日本製の積み木など、贈り物にも人気が高いです。

コミュニケーションを育てるおままごとセット

2~4歳ごろから遊べる木のおもちゃでは、おままごとや知育玩具が人気です。

木製のおままごとセットやごっこ遊び道具は、見た目があたたかく、本格的な道具を意識した作りが人気を集めています。おままごとをしながら子どもは日常の行動を模倣し、社会性やコミュニケーション能力を育てるきっかけとなります。

木の調理器具や食材などは壊れにくく、長い期間使い続けられるため、飽きにくいという特長があります。また、塗装においても安心安全な基準を満たしている製品が主流で、おもちゃを口に入れてしまったり舐めてしまう年齢の子どもでも比較的安心です。

質感のある木製品に触れながらごっこ遊びをすることで、手先の運動能力を鍛えたり、道具の扱い方を自然に学ぶこともできます。子どもの独創性を引き出す遊び場面が多いため、兄弟や友だちと一緒に楽しむこともできるでしょう。

プラスチックおもちゃの特徴と利点

カラフルなデザインと軽量性

軽くて丈夫なプラスチックは、幅広いカラーリングと豊富な機能が特徴です。軽量であることから小さな子どもでも持ちやすく、落としてもケガにつながりにくいため、持ち運びにも便利で外出先でも気軽に遊べます。

大量生産がしやすいことから価格も比較的手ごろな場合が多く、種類の豊富さも魅力の一つです。キャラクターものなど、子どもの好みに合わせた商品展開が豊富です。

一方で、プラスチックは劣化しやすい素材でもあり、割れやすい製品や化学物質のリスクがある製品も存在するため、選ぶ際には安全基準を満たしているかどうかを確認することが大切です。特にリサイクルプラスチックを用いたものなどは、品質や安全性にばらつきがある可能性も指摘されています。

複雑な構造や先進的な遊び

プラスチックは成型の自由度が高いため、沢山のパーツを組み合わせたり、精巧なディテールを再現しやすい素材です。これにより、細かいキャラクター造形や、動きのある仕掛けを盛り込んだ商品が生まれています。

例えば、歯車が回る仕組みやスイッチを押すとパーツが動くなど、一見複雑に見える構造を子どもが楽しみながら探求できるのがプラスチックおもちゃの特長です。

音や光を出す仕掛けを取り入れやすいという利点もあります。センサーやボタンを活用し、歌やメロディ、光のアニメーションなどでインタラクティブな遊びが生まれます。

電子技術が使われているおもちゃや、複雑な形状を実現しているおもちゃなど、木製にはない先進的な要素を活かした製品があるので、子どもの興味や学習意欲を刺激する仕掛けが充実している点をポジティブに評価する声も少なくありません。

プラスチック製おもちゃの種類例

プラスチックおもちゃは、フィギュアやセット商品、水遊び用のアイテム、電子機能を備えたものまで、ジャンルを問わず幅広く展開されているのが特長です。

キャラクターグッズや流行のテーマに合わせた商品など、集める楽しみを味わえるのも魅力の一つです。

はじめてのおもちゃとしても扱いやすいため、衛生管理や安全機能が備わった商品から選ぶようにするとより安心です。

お風呂用玩具や収納しやすいアイテム

プラスチック素材は水に強いため、お風呂で使うアヒルの人形や水鉄砲などの玩具として適しています。水遊びの楽しさをさらに広げるアイテムとして、季節を問わず重宝します。

また、軽量かつパーツが取り外せるものも多く、使った後のお手入れや収納が簡単です。コンパクトにまとまる収納しやすいおもちゃは、室内外の持ち運びやすさでもメリットを感じられます。

音や光の出る電子おもちゃ

プラスチック製おもちゃは電子機能と相性が良く、ボタンを押すと音や光が出る仕掛けが取り入れやすいのが特長です。特に乳幼児期から音に興味を示す子どもは多く、メロディや効果音に合せて体を動かすことで、リズム感や反射神経を刺激します。

複数のセンサーが働く知育玩具など、高機能な商品も増えているので選択肢は豊富です。

一方で、小さなパーツや電池ボックスが露出していないかなど、安全面への配慮が重要です。年齢に合った難易度のものを選び、無理なく遊べるようにしましょう。

二つのおもちゃの比較

おもちゃの安全性について

木のおもちゃは丈夫で破損が少なく、小さなパーツが外れてしまったり壊れて鋭利な部分ができたりするリスクが低いといわれています。さらに塗料も安全性の高い商品が多く、口に入れても比較的安心です。

長い期間使用できるため、子どもの年齢が上がっても捨てることなく下の子どもや親戚へ譲るなど、継続的に利用しやすいことも魅力です。木は自然素材であるため、最終的には土に還る特性を持ち、生産過程や廃棄時の環境負荷が比較的低いと考えられています。
最近はSDGsの観点からも、長く使えるという点や再生可能な資源である木材を活用したサステナブルなおもちゃが評価されています。


プラスチック製のおもちゃは国内外の安全基準をクリアした商品が多く、安全であると認められた素材が主流です。一方で、リサイクルプラスチックや粗悪な塗料が使われた製品も存在し、化学物質や危険な小片が含まれるリスクが指摘されています。購入の際には、パッケージや説明書に記載されている「認証マーク」をチェックすることが大切です。
また、劣化に伴い亀裂や破片が生じる可能性があるため、定期的な点検と買い替えのタイミングを見極めることも重要です。特に電子部品を含むおもちゃは電池による事故の予防も気を配りましょう。

安全性の面では、木製品のほうが自然素材ゆえに有害物質のリスクが低いとされます。しかしまずは、メーカー標準や国際規格を確認することが大切です。「認証マーク」にはSTマークやCEマークといったものがあり、これらを取得していれば、一定の基準を満たしている証拠として信頼度が高まります。

STマークは日本の玩具安全基準をクリアした製品に付与されるマークで、玩具としての安全性がテストで確認されています。CEマークは欧州連合(EU)の安全基準を満たしている商品に表示されます。プラスチックおもちゃの場合、化学物質や塗料についての検査が行われているため、マークが付与されていると安心感が高まります。

価格とコストパフォーマンスの比較

木のおもちゃは製造に手間がかかることもあり、プラスチック製に比べて比較的高価なことが多いです。しかし、壊れにくく何年も使えることで、トータルのコストパフォーマンスは必ずしも悪くありません。

プラスチック製のおもちゃは安価で入手しやすい反面、破損や経年劣化が早い製品もあり、買い替えのサイクルが短くなる可能性があります。気軽に種類を増やせるメリットも見逃せないため、家庭の予算やライフスタイルによって選択が分かれるでしょう。

最終的には、子どもの興味や遊び方、長く使い続けたいかどうかなどを総合的に判断し、コストをどのように考えるかを決めることが重要です。

まとめ

木製品は感性や温かみを育む要素が強く、壊れにくく長く使える点に魅力があります。一方、プラスチック製はカラフルでコスパが良いものが多く、複雑な仕掛けや電子機能を実現しやすいのが特徴です。

木製とプラスチック製の特徴を踏まえて、目的や年齢に合ったおもちゃを選び、どちらも子どもの発達や好みに応じて使い分けると、遊びの幅がさらに広がるでしょう。

インスタグラムやSNSなどで「#おもちゃ」「#おままごと」「#木のおもちゃ」といったワードで検索すると、人気のおもちゃも多数チェックできます。

1歳~3歳くらいまでの誕生日プレゼント・出産祝いなどのギフトや、おうち時間を楽しむための娯楽として、是非ご参考になれますと幸いです。

子どもの成長を支える最適なおもちゃを見つけ、楽しい体験を提供してください。

おもちゃの片付けは何歳から始めるべき?

おもちゃのお片付けは何歳から始めるべき?

お片付けの習慣は、できるだけ早く身につけてほしいもの。でも、何歳から始めるのがベストなのでしょうか?

子どもの成長に合わせたお片付けの始め方や、楽しく続けるコツをご紹介します。

お片付けを始める適切な年齢とその理由

お片付けは、早い時期から習慣化を意識すると、子どもが自然にできるようになります。親が「一緒にやってみよう」と誘い、子どもが興味を持ったタイミングが始めどき。年齢に合った声かけを意識しながら、無理なく少しずつステップアップしていきましょう。

0〜1歳:まずは親が楽しくお手本を見せる

この時期の子どもは、まだ自分でお片付けをすることが難しいため、親がお手本を見せることが最大のポイントになります。親が楽しそうにおもちゃを元の場所に戻し、「すっきりしたね」と声をかけるだけで、子どもは片付けにポジティブなイメージを持ちやすくなります。まずは、親自身がお片付けをポジティブに捉え、その姿勢を伝えていくことが大切です。

2〜3歳:簡単なお片付けの練習を始めてみる

2〜3歳になると、言葉の理解が進んでくるため、「あそこに入れてみよう」「ここに置いてね」といった簡単な指示を出すことで、子どもも片付けを体験しやすくなります。一緒に行動しながら、どこに何をしまうかを実演してみせると、子どもにとってはわかりやすい学習となるでしょう。また、おもちゃの数を限定しておくと混乱を防ぎ、スムーズな練習が行えます。

4〜6歳:お片付けのルールを覚えて習慣づける

4〜6歳になると、ある程度集中力や手先の器用さが身につくため、モノの分類や整理収納といったお片付けのルールを共有しやすくなります。例えば「ブロックはブロック箱へ」「人形はこの棚へ」など具体的な場所を決めることで、子どもは自分なりに整理する感覚をつかみやすくなるでしょう。言葉で説明するだけでなく、ラベルやイラストなどを使い、視覚的にわかりやすくするのも効果的です。

7歳~:自分で考えて片付ける力を育てる

7歳を過ぎると、子どもは自分で仕組みやルールを考える力が育ち始めるため、片付けを自由に任せる場面も増やしてみましょう。自分でどの箱にしまうかを決めたり、どのように並べれば使いやすいかを試行錯誤する経験を与えることで、思考力や責任感の育成につながります。親は細かい干渉を最小限にして、子どもの工夫を見守りながら、必要に応じて追加のアイデアやサポートをすることがポイントです。

年齢別に見るおもちゃ片付けのコツと工夫

お片付けの工夫やコツは、子どもの発達段階に合わせて変えることが大切です。それぞれの年齢に合ったサポートや環境づくりを考えてみましょう。また、おもちゃが多すぎると子どもが混乱しやすくなります。量を見直したり、使わないものを一時的にしまうことで、スッキリとした環境を整えるのも効果的です。

1〜2歳:手助けしながら進める片付け

1〜2歳の子どもはまだ自分でルールを考えたり複数の行動を同時にこなすのは難しい時期です。そのため、親が声かけをしながら一緒にお片付けを進め、紙袋やかごなどにポイポイと入れてみるところから始めてみましょう。体を動かしながら大人も楽しそうにすることで、子どもも「一緒にやってみたい」という気持ちを育みやすくなります。

3〜5歳:自分でお片付けしたくなる仕組み作り

3〜5歳の子どもは、少しゲーム要素を取り入れるとお片付け自体を楽しい活動として捉えやすくなります。お片付けの時間に好きな音楽を流したり、タイマーを使って「ここまでにお片付けできたらすごいね」と盛り上げると、自発的におもちゃをしまうきっかけを作ることができます。親は、子ども自身が動きやすいように低い棚やボックスを用意し、自分で「おもちゃのおうち」を見つけられるよう工夫しましょう。

おもちゃのおうちを決めよう

子どもにとって「どこにしまえばいいか」がわかりやすいことは、お片付けを習慣化するための第一歩です。ボックスや棚をカテゴリーごとに分けて、ひとつひとつにおもちゃの名前やイラストを貼るなどして定位置を決めてあげます。子どもはその収納場所を「おもちゃの家」として認識し、遊んだあとは家に帰す感覚で片付けるようになりやすいのです。

遊びながらスッキリ!楽しく片付く環境づくり

お片付けはついつい「やらなきゃいけない作業」と捉えられがちですが、子どもの年齢に合わせて遊びの延長として取り入れるとスムーズです。例えば音楽をかけてリズムに合わせて片付けたり、タイマーをかけてレース形式でお片付けしたりすると、子どもは自然と体を動かしながら楽しむことができます。こうした明るい雰囲気づくりは苦手意識を減らすだけでなく、継続して取り組める土台づくりにも役立ちます。

6歳~:自分から片付ける習慣を応援

6歳頃になると、ある程度自分自身でルールを考えたり、収納方法を工夫することが可能になってきます。子どもが提案してきた片付けルールを取り入れたり、好きなラベルや飾りで棚をカスタマイズするなど、自発性を尊重した環境づくりを行いましょう。この時期に身に付けた「自分で選んで行動する」感覚は、その後の学習や生活全般にも大きく役立ちます。

子供が楽しくお片付けできる5つの工夫

子どもが楽しくお片付けできるためには、いくつかの工夫が大切です。遊び感覚で楽しみながら、お片付けが習慣になるようにサポートしていきましょう。以下の5つの工夫で、子どもが自発的にお片付けをする意欲を育てることができます。

1.親子で一緒にお片付けを楽しむ

親子でコミュニケーションを取りながらお片付けを進めることで、単なる作業ではなく楽しい時間に変わります。例えば「どのパーツを先に片付ける?」と問いかけたり、「ここまで片付けられたら、次は一緒におやつを食べよう」などの声掛けをすると、前向きに取り組めるでしょう。子どもは大好きな親とのやり取りを通じて達成感を得て、自信を深めていきます。

2.「できた!」の積み重ねで自信を育むお片付けの工夫

小さな成功体験を積み上げることが、お片付けを楽しく続ける鍵となります。

短時間でも片付けができたら「こんなにきれいになったね、上手にお片付けできてすごいよ!」と具体的に褒めることで、子供は「またやりたい!」という気持ちが生まれます。達成感が増えると、自主的にお片付けに取り組む習慣が身についていきます。

3.ゲーム感覚やタイムチャレンジの活用

子どもは遊びの要素があると、意欲的に取り組みやすくなります。
例えば制限時間を設けて「この音楽が終わるまでに片付けよう」などと宣言すると、子どもは集中力を発揮します。楽しみながら片付けをすることで、自然と習慣化につながります。

4.おままごと遊びを取り入れて楽しくお片付け

おままごとなどのごっこ遊びと片付けを組み合わせるのも効果的です。

例えばお人形のお世話が終わったらベッド代わりの箱に入れる、というように遊びの一部として片付けのステップを自然に組み込む工夫ができます。子どもは自分が物語を作り上げている感覚で取り組むので、片付けに対する抵抗感がぐっと少なくなるでしょう。

5.遊び心をプラス♪やる気を引き出すご褒美ルール

シールやスタンプなど、子どもが喜ぶアイテムを活用し、「〇回お片付けできたらご褒美」といったルールを取り入れるのも効果的です。お片付け達成の積み重ねが目に見えることで、「次もがんばろう!」という前向きな気持ちが育ちます。
ただし、ご褒美が大きすぎると「ご褒美のためだけに片付ける」ようになってしまうことも。無理なく続けられるバランスを意識することが大切です。

お片付けを教える際の注意点と効果的なアプローチ

お片付けを教える際には、いくつかの注意点を押さえておくことが大切です。まず、無理に押し付けず、子どものペースに合わせて進めましょう。焦らず、楽しさを感じながら片付ける習慣を身につけることがポイントです。また、片付けを「義務」や「面倒なこと」ではなく、楽しみや達成感を得られる活動として認識させることが重要です。

「片付けなさい!」を卒業♪ 優しく伝えるコツ

命令口調で「片付けなさい!」と繰り返すと、子どもは否定された印象を受けてしまい、お片付けへのモチベーションが下がってしまいます。そこでおすすめなのが、理由を添えながら穏やかな声かけをすることです。「踏んだら痛いから先に片付けよう」「ここをきれいにすると、後で遊びやすいよ」というように、子どもが納得しやすい理由を伝えると自発的に動きやすくなります。

褒め言葉の魔法でやる気を引き出す

褒めるときは「すごいね」だけでなく、「この箱にちゃんとしまえて、きれいになったね」と具体的に言葉にするのがポイントです。子どもは自分の行動がどう評価されたのかを理解しやすくなり、次の行動への意欲を高めます。小さな成功を見逃さずに褒めることで、「もっと頑張ってみよう」というポジティブな気持ちが育まれます。

おもちゃお片付けを通じて子どもの成長を支える

お片付けは単に整理整頓の習慣を身につけるだけでなく、自主性や思考力を高める大切な機会でもあります。子どもの成長に合わせたアプローチで、親子で楽しくお片付けに取り組んでいきましょう。

お片付けの時期は子どもの発達や家庭環境によって違うため、正解はひとつではありません。しかし、年齢ごとの特性に合わせて楽しみながら習慣づけていくことで、子どもは自主性を育み、片付け以外の場面でも活かせる責任感や考える力を獲得しやすくなります。親が一方的に指示を出すのではなく、子どもと一緒になって工夫やルールづくりをしていく姿勢が、長続きするお片付け習慣の鍵となるでしょう。

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【子育て世帯必見!】子どもの片付け習慣を育む6つのコツ

  • Evgeniia/stock.adobe.comみなさんこんにちは!これまで0歳から5歳まで、数千人の子どもたちと過ごしてきた保育士、あきと申します。

     

    長い保育士生活の中で、お父さんお母さんからよく尋ねられる質問の一つに、「どうやったら片づけができるようになりますか?」というものがあります。このコラムを読んでくださっている方も、少なからず同じお悩みをお持ちなのではないでしょうか?

     

    そこで、初めての投稿となる今回は、保育の現場でも使われている考え方に基づいた「子どもの片付けの習慣づけ」に欠かせない基本的な6つのポイントをご紹介します。

 

 

1.片づけを「子ども目線」で説明する

Everngeria/stock.adobe.com

 

「片付ける」ことは私たち大人にとってごく日常的な行為。しかし、子どもたちにとってはどうでしょう?

 

ブロック、電車のおもちゃ、画用紙と色鉛筆など、それぞれをどこに置けばいいのか、なんでそんな面倒くさいことをする必要があるのかなど、子どもにとっては「片付け」に関する様々な疑問を「片づけなさい」の一言で理解するには限界があります。

 

ですから、まずは「片付け」とはどんなことをすればいいのか、「片付け」によってどんないいことがあるのかを子どもたちに分かりやすい言葉やお手本で丁寧に説明するところから始めましょう。

 

・ブロックはこの箱に全部入れてもいいよ。

・電車はそこには入らないから、別の箱にしまおうね。

・片付けるとスッキリするから気持ちいいね!

・片付けしてくれたから、ここでお昼寝できるね!

 

「片づけ」の流れが身につくまでは、大人が一緒に片づけてあげてください。そうすることで、子どもは楽しんで片付けに取り組めますし、子どもがどの程度片付けができるようになるかを近くで観察できます。「そろそろ一人でできそうかな」と感じたら、あとは子どもに任せるようにして、大人の出番を少しずつ減らしていきましょう。

 

2.片付けを「楽しい時間」にする

Evgeniia/stock.adobe.com

 

みなさんは、片付けを「楽しんで」いますか?

 

子どもがいつまでも片づけに取りかからないと、ついつい「早く片づけなさい!」と叱ってしまうこともありますよね。でも、それがむしろ子どもを片付けから遠ざけてしまう原因になっているかもしれません。

 

子どもは正直ですから、ネガティブな印象があることは避けたがります。子どもが片付けをしないからと一方的に注意し続けるほど、子どもにとって「片づけ」は楽しくない時間として認識され、余計に片付けから遠ざかってしまいます。

 

反対に、子どもはポジティブな印象があることには積極的です。それを利用して「片づけ」が楽しい時間だと思ってもらえれば、ちょっと声をかけるだけでどんどん片づけられるようになりますし、いずれは何も言わずとも片付けが習慣として身に付くでしょう。

 

「楽しい時間」と感じてもらうには、片づけ用に大好きな音楽を流したり、終わったら別の遊びやおやつを約束したり、自分で片付けに取り組めたことを褒めてあげたり、各ご家庭のスタイルで、お子さんに合わせた楽しい要素をプラスしてみてください。

 

3.収納用具は「子どもの身体」にあわせて選ぶ

Pixel-Shot/stock.adobe.com

 

大人と子どもでは体の大きさも力も違うので、扱いやすい収納用品も異なります。

 

子どもの力だけで片づけをできるようになるためには、子どもの体に合わせた適切な収納用具を選ぶことが欠かせません。

 

収納ケースを例に挙げるならば、

・軽い素材のもの

・取手や持ち手が分かりやすいもの

・子どもが一人で持てるサイズ

・おもちゃに対して体積にゆとりのあるもの

といった要素を含むものを選びましょう。

 

一点注意してただ着たいのは、中に入れるおもちゃを想定して選ぶことです。せっかく片づけたのに、重くて持ち運べない、出し入れがしづらいといった要素は、むしろ子どもを片づけの習慣から遠ざけてしまいます。

 

おもちゃの量やサイズに対してゆとりがあることで、子ども自身片付けに取り組みやすくなり、取り組もうという自発性や意欲を育むことにも繋がります。収納用具は、子どもが日常的に取り組める手軽さを意識して選ぶことがポイントです。

 

4.おもちゃの「適量」を心がける

Africa Studio/stock.adobe.com

 

「片付けはするけど、最後まで集中力が持たない」というお子さんは、もしかすると「おもちゃの量」に問題があるのかもしれません。

 

子どもの集中力は、大人に比べるととても短いものです。大人であれば難なく片づけられる量のおもちゃでも、子どもにとっては数が多過ぎて途中で限界がきてしまいます。もしくは、数量はそこまででなくとも、種類が多いとそれだけ仕分けや収納場所も増えてしまうため、結果的に子どものエネルギーをたくさん使ってしまいます。

 

対策としては、おもちゃそのものの量を改めて見直すことが大切です。とは言え、子どもにとってはどれも大切なものかもしれません。そんな時は遊び終わるまで放っておくのではなく、遊びの途中で一旦手を止め、使い終わったものや使用頻度が少ないものを片付けてから別の遊びに移るよう声をかけたり、大人の人が手伝ってあげましょう。最後にいっぺんに片付けるのではなく、一度に使うエネルギーを分散することで、たくさんのおもちゃの片付けにも取り組めるかもしれません。

 

5.お気に入りには「特等席」を設ける

Pixel-Shot/stock.adobe.com

 

子どもは目に入るあらゆるものに興味を持ちます。

 

当然、見える場所におもちゃが置いてあれば「あれもこれも全部遊びたい!」と次々と引っ張り出してくるでしょう。しかし、それでは片付けが大変になってしまう一方です。適量のおもちゃを集中して遊ぶためには、収納ケースは中身が見えない素材にするか、おもちゃを見えない場所に片づけるのがオススメです。

 

ところが、一方的にしまうだけではかわいそうですよね。お気に入りの一品は常に身近なところに置いておきたいもの。それは大人でも同じですよね。

 

なので、特にお気に入りのおもちゃはよく見える場所=特等席に置いてみてはどうでしょう。特別な場所ですから、あくまでも限られたスペースに留めることが大切です。広くすると、あれもこれもと飾りたくなり、結果的に散らかってしまっては本末転倒です。数あるおもちゃから本当のお気に入りを選び出すというのは「心の中の整理」であり、実際のお片付けにもつながる大切な心がけです。

 

6.子ども自身の頑張りを信じる

Studio Romantic/stock.adobe.com

 

片付けに限らず、習慣づけとは一朝一夕では成し得ないもの。特に、子どもはその日その時の気分や体調に大きく左右されるので、きっとうまくいかない日の方が多いかもしれません

 

当然のことながら、初めから子ども一人で何かを成し遂げることは不可能です。まずは無理をせず大人がサポートしながら少しずつ片づけの習慣に触れていきましょう。そして心身の成長と共に自立心が育ち、いつしか大人の手を借りずとも、お片付けができるようになります。

 

「自分でできた!」という感覚は、成長する上で不可欠な経験です。ですから、たとえ時間がかかっていたとしても、やる気を見せている時は、お子さんを信じて任せてあげてください。そして、できた時はたくさん褒めてあげましょう。片付けの習慣とは、大人でさえ身につけるのが難しいものです。

 

「一人で全部できたよ!」

 

自慢げに教えてくれる子どもたちの表情は、とても誇らしげに輝いています。そんな子どもの姿が増えてくれたら、とても嬉しく思います。

 

 

 

 

 

 

ライター:あき

20年以上の経歴を持つベテラン保育士で、述べ数千人以上の子どもたちと過ごしてきた実績を持つ。子育てにおいて、子どもだけでなく大人自身も自己肯定感を持って取り組むための情報発信・サポートなどを行なっている。

入園準備期間に必ず確認!子育て世帯に必須の施設・サービスをご紹介します。

しんどう課長の育児日記(ウッディプッディ)

しんどう課長の育児日記(ウッディプッディ)

 

みなさんこんにちは。

ウッディプッディの進藤と申します。

 

2022年、2月も気づけば下旬に

差し掛かりました。早いなぁ…。

 

さて、今回のテーマは「入園準備」

 

最近の子育て系雑誌でも、

入園に向けておすすめの可愛い

グッズや心構えなどがたくさん

紹介されていますね。

 

しかし今日私がご紹介したいのは、

便利グッズでも心構えでもなく、

地域の施設・サービスの事前確認

です。

 

子どもを保育園に預けて一安心…

ではなく、むしろ保育園に預けて

からは、突如保育園から電話が

来たり、予想外のタイミングで

体調を崩したりと大変なんです。

 

そんな時に、パパママにとって

頼りになる施設やサービスは

実はみなさんが思っているよりも

たくさんあるんです。

 

どんなものがあるのか、

どこにあるのか、

そんな簡単な確認を済ますだけでも

緊急事態に落ち着いて行動すること

が可能になります。

 

今回はその中でも、私が特に利用して

よかったと感じる3つのサービスを

ご紹介します。

 

1.児童館・子育てサロン  

 

 

子育てのお役立ち情報は、

ネット検索も便利なのですが、

もっと便利で確実なのは、

お住まいの地域の市役所です。

 

特に児童館や子育てサロンなどは、

できるだけ参加することを

お勧めします。

 

同い年の子どもを持つご家庭と

共通の悩みを共有できる

ことはもちろん、

 

自分の子どもよりもちょっと

年上のお子さんを持つご家庭

の方と接することで、

数ヶ月先にどのようなことが

起こるのか、どんな準備を

しておけばいいのか、などが

手に取るようにわかります。

 

私の場合、子どもを保育園に

預ける少し前から近所の児童館を

利用しています。

 

といっても、他の方に頻繁に

話しかけるわけではなく、

逆に向こうからあれこれと

聞かれるわけでもなく、

そういった過剰なコミュニ

ケーションが求められるわけでは

ありませんのでご安心を。

 

よそのご家庭の親子のやりとりを

ぼーっと眺めたり、

子どもが遊んでいる場を、

何気なく他のパパママと共有する。

そんな程度なんです。

 

それでも、

「あ、これってうちだけじゃないんだな」

と安心できたり、

 

「もうちょっと大きくなると、

子どもってあんなふうに行動するんだ〜」

 

と、少し未来の子どもの様子を

思い浮かべながら心構えをしたりと、

ただその場にいるだけでも、

得られるものがけっこうあります。

 

友達まではいきませんが、

顔を合わせて軽く挨拶するくらいの

ユルいつながりが作れるので、

あまり人と接するのが苦手と

いう方にとっても、心理的負担も

さほどなく、落ち着ける空間です。

 

2.病児保育の事前登録   

 

 

仕事で忙しい中、保育園から一本の電話が。

 

「お子さんが発熱しているので、

 お迎えに来ていただけませんか?」

 

ママも私も仕事で忙しく、すぐに保育園に

向かえない…どうしよう…!?

 

お子さんがいらっしゃる方なら、

一度は経験があると思います。

 

そんな時に安心なサービスが

次にご紹介する「病児保育」です。

 

病児保育とは、子どもが病気に

かかってしまった時、一時的に

預かってもらえるサービスです。

 

病院や診療所と併設した施設なので、

いざという時でも安心して預けられます。

 

具体的には、施設に預ける「施設型」

自宅で預かってくれる「訪問型」と、

2つのパターンがあります。

 

自治体によっては、サービスの詳細や

数は若干異なるかもしれません。

 

参考までに、ここでは私の住む

神戸市の内容を添付します。

 

「神戸市病児保育のご案内」

https://www.city.kobe.lg.jp/documents/5703/byoujihoikunogoannnai_r3_1.pdf

 

神戸市を例に挙げると、

1日2,000円(食費別)

で預けることができます。

 

特に保育園に通い始めの時期は、

よく病気をもらいがちです。

すぐに職場を離れられない時、

保育園から離れた場所にいる時など、

病児保育に預けられる手段があると

安心度合いが格段に違います。

 

ただし、このサービスを利用するには

事前登録が必要となります。

 

また、預ける前に診察が必要なので、

時間に余裕があるうちに登録を済ませ、

利用のためのルールも聞いておきましょう。

 

我が家では、通園して3ヶ月の時点で

2回も利用しています。

 

事前の忠告で予約制だと知ったので、

自宅の近所と保育園の近くなど、

計3箇所で登録しています。

 

少し手間ですが、入園前にやっておいて

絶対損はありません。

 

ぜひ地域のサービスをご確認の上、

登録をしておいてください。

 

3.ベビーシッターの利用  

 

 

正直値段は安く無いのですが、

万が一の保険として準備しておくに

越したことはありません。

 

小さなうちは預けない方がいいのかな?

と思われるかもしれませんが、

逆に小さなうちから慣れておいた方が

子どもも親も、信頼関係が築けるので

いざという時にとっても安心です。

 

なので、むしろ早い段階から試験的に

利用することをお勧めします。

 

また、ベビーシッターさんは

単なる育児代行のプロではなく、

遊びや子どものあやし方など、

子育てに大切なスキルをたくさん

教えてもらえる専門家でもあります。

 

もしどうしても値段が気になる…

という方は「ファミリーサポート」

検索してみてください。

 

自治体が地域のボランティアとの

仲介をサポートしてくれています。

 

こちらのサービスは事前の説明会に

行かなければいけないので、

やはり時間的な余裕があるうちに

済ましておきましょう!

 

ちなみに、内閣府のベビーシッター

利用支援事業から割引券などもあります。

 

↓詳細はこちら↓

企業主導型ベビーシッター利用者支援

事業における「ベビーシッター派遣事業」

の令和3年度の取扱いについて: 

子ども・子育て本部 – 内閣府

https://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/outline/sitter_atsukai.html

 

いかがでしたでしょうか?

 

子育てにおいて、いざという時に

便利なサービスはたくさんあるの

ですが、自分から調べたり、

市役所などにいかないと分からない

ものもたくさんあるんですよね。

 

いずれにしても、

無理に一人で調べようとせず、

詳しそうな人にはどんどん

相談しましょう!

 

寒さやコロナが猛威を振るう中ですが、

少しでも快適な子育てライフを送れる

ことを願っています!

 

 

 

ライター:しんどう(スタッフ)

ウッディプッディの営業課長。

おもちゃコンサルタント。

2021年5月、第一子の誕生をきっかけに

男性社員として初の育児休暇を取得。

スタッフブログとして、初めての子育てと

育休について綴っています。

子育てに一番役立った本は、意外にも「保育士資格試験」のテキストだった。

しんどう課長の育児日記(ウッディプッディ)

 こんにちは。ウッディプッディの進藤です。私は2021年の5~11ヶ月の約6ヶ月間、夫婦2人で育休生活を送りました。

 家事育児の分担、保育園選び、地域の児童施設や医療施設確認など、実体験を通して得られたことが様々ありました。今後は仕事の合間に育休生活を振り返って、これから育休を検討している方々の参考になるような記事をまとめていきたいなと考えております。

 さて、今日はそんな執筆の練習がてら、私が育休中に試してみたかったあることについてご紹介します。それは「保育士資格」の取得。ふとしたきっかけで始めた保育士の勉強ですが、実際に始めてみると、単なる資格取得だけでなく、それ以上に大きなメリットがありました。

家事育児の分担で、スキマ時間に一勉強

子連れOKのコワーキングスペースにて、子どもと一緒にお勉強。

 

 はじめにいうと、「育休=時間的余裕がたっぷり」というわけでは決してありません。むしろ私一人だけの育休だったら、勉強にこれだけの時間を割くことは到底不可能だったと思います。

 幸いなことに、我が家は夫婦二人で育休を取得できたので、互いにある程度の自由時間が確保できました。夫婦育休がもっと普及することを願うばかりです…。

 話を戻すと、保育士資格試験を受けようと思ったきっかけは、今年の初めに、仕事でとある保育園を訪れたことです。これからは仕事でおもちゃを作るだけでなく、自分の子どもとも向き合わなければならない。なら、子育てのプロである保育士の目線を持てたら、仕事もプライベートも、もっと充実させられるんじゃないか…?

 日々そんなことを考えていると、ある日書店で何気なく参考書を手に取っていました。というわけで、大学受験以来、約20年ぶりの試験勉強の始まりです。

子育てに大切な情報が全部詰まった「保育士試験」

まずは古本屋の安いテキストで小手調べ

 

 子どもが生まれたら、大抵は両親のサポートで、なんとか乗り越えられるものかもしれません。しかし私たちの場合はコロナ禍に加えて、夫婦揃って両親と遠く離れた地域での生活ゆえ、「子どもvs完全初心者夫婦」と、いわば孤立無縁の環境下で子育てが始まりました。

 こんな時、どうすればいい?医療機関は?施設は?手続きは?保育園ってどう選んだらいい?子育てはいわば疑問と不安との共同生活。そんな私を救ってくれたのが、奇しくも興味本位で始めた保育士資格試験の勉強でした。

 子どもを育てる人には「保育士資格」の勉強は強くオススメします。というのも、育休の前後に感じた子育てに関するさまざまなギモンの答えが、保育士試験の中にほぼ全て揃っていたからです。保健や栄養学では子ども自身の成長について、社会福祉や児童福祉では、児童館や自治体の活用方法を知る上で欠かせない情報の宝庫でした。さらに、保育園選びをする際に、どんなところに着目すれば良いか、どんな地域に住めば子育てがしやすいか、ということもわかってきます。

試験結果は…

 

 1日2時間×4ヶ月の試験勉強の末、結果は…不合格でした。8つの分野において、唯一「保健」だけが不合格。得意分野と自負していただけに、とても悔しい思いをしました。

 初めは些細な興味本位ではじめた資格試験。今回は不合格に沈んだものの、結果的にはプライベートの子育て生活を大幅にクオリティアップすることができたので結果オーライです。

 私の場合は、あくまで仕事においても関わってくる知識だったため受験まで見据えた勉強でした。しかし、一般的には書店にある参考書を、空いた時間にパラパラとめくってみる程度でも良いと思います。

 ちなみに何冊か読んでみた中で一番オススメなのは『2022年版 ユーキャンの保育士速習テキスト』上巻下巻。フルカラーで図解も多いので、初心者でも楽しんで読むことができると思います。

惜しくも不合格…。ですが実際に役立つ知識をたくさん得られました。