ライター:児童発達支援キッズ プラス

児童発達支援・放課後等デイサービス 発達に支援が必要でもそうでなくても、 特別ではなく「子ども」として捉え 「あたりまえ」の毎日を積み重ねていくことを 一番大切にしています。 子どもたちに言葉だけではない表現の方法を伝え、一緒に「やった!できた!」を積み重ねていくためのカリキュラムとしてキッズプラスでは「アートデザイン療法」というオリジナルのカリキュラムを行っています。
https://www.motherplus.net/kidsplus/

大人が教えなくても、遊びを通して気づきが生まれる

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 ウッディプッディさんのスウィーツセットを出して今日はこれで遊べる事を伝えると、ガッツポーズをしたり、早く遊びたくてスタッフの近くに駆け寄る子どもたち。

 あえて遊び方は伝えず子ども達に渡すと、半円のロールケーキを2つくっつけ始め、まるの形になることに気付き「まるー!」と友だち同士で喜んだり、小さなお友達が「これほしい」とケーキを指差し、言葉で伝える姿も見られました。

 初めはケーキやドーナツを手で掴んで遊んでいた子ども達でしたが、大人が伝えなくても遊んでいくうちにトングに気付きケーキやドーナツをつかみ「はい、どうぞ。」と友だちやスタッフに渡す姿など、自然とやりとりを楽しんでいました。

 ある女の子は「こんなケーキ食べたことある!」とイチゴの部分を取って美味しそうに食べる真似をして遊んでいました。本物に近いケーキのおもちゃだからこそ、このような遊びの展開が見られるんだなと感じ、見ているスタッフも楽しませてもらいました。ケーキやドーナツの他にビスケットは2~3歳の小さな子ども達に人気で、持ちやすさからそれをいくつも嬉しそうに持つ姿が見られました。またケーキの色を見て「白のケーキ」や「チョコレート味」など、子ども達が1度は見たことや食べたことのあるものであり、またケーキは誕生日やお祝い事などの楽しい記憶だからこそ、子ども達の記憶に残っているもので、遊びの発展や楽しそうな表情がたくさん見られるのだと感じました。

一つのおもちゃで繋がる子どもたち

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 ままごと遊びを繰り返す中で、ある日たくさんのケーキや、ドーナツを並べてお店屋さんごっこをする姿が見られました。ケーキやドーナツを一列に並べる子ども、付属のトレイの他にキッズプラスにあるお皿のおもちゃを持って来てお丁寧に1つずつ並べるなど、思い思いのお店屋さんを楽しんでいました。

 また「いらっしゃいませ!」「おまたせしました」「これくださーい!」など、大人が決めなくても、自然と子ども達同士でお店の店員さん役、お客さん役に分かれてごっこ遊びを楽しむ姿が見られました。

 おもちゃ1つで男女や年齢関係なく関わりが見られ、こんなにもいろんな遊びの展開ができる子ども達に改めておもしろさを感じ、感心しました。

 また、年上の友だちが年下の友だちに優しく関わる姿も見られ、異年齢の関わりの中で、優しくする気持ち、また年下の友だちに「ありがとう」と言われ嬉しい気持ちになるなど気持ちの変化もあり、年齢関係なく遊べるままごとの良さを感じることができました。

【直営店限定】スウィーツパーティセット

こちらの記事でご紹介いただいた、ドーナツとケーキがセットになったおままごとセットです。
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