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【スタッフブログ】料理研究家の坂本佳奈さんに会ってきました。

こんにちは。ウッディプッディの平子です。

毎週金曜日は様々な方のコラムをご紹介しておりますが、

本日は私のスタッフブログとさせていただきます。

いつもコラムを楽しみにされている皆様、誠に申し訳ございません…。

 

ですが、近々とても興味深いインタビュー記事を公開予定なので、

今日はそのことについてちょっとだけご紹介させて頂きます!

 

ウッディプッディでは今年から、教育やおもちゃの業界で

活躍される方へのインタビューをはじめました。

記念すべき第一回は、「おもちゃのはなし」と題して

木のおもちゃ職人の若林孝典さんに、木のおもちゃの魅力を伺いました。

 

そして続く第2回は、料理を通して子供たちの感性を育む

「台所育児」のプロであり、食育・料理研究家の坂本佳奈さんへ

インタビューをさせて頂きました。

 

皆さんは「台所育児」という言葉をご存じですか?

実のところ、私は今回のインタビューをきっかけに初めて知りました。

 

この教育スタイルを初めて提唱したのは、坂本佳奈さんの実のお母さんであり、

なんとあのNHK教育テレビ『ひとりでできるもん』の生みの親でもある、

料理研究家の坂本廣子さんその人です。

 

「台所育児」とは、その名の通り台所での育児、つまり料理を通した子育てです。

「ただ料理を教えるだけ?」と、坂本さんにお会いするまでは疑問だった私ですが、

実際にそのお話やエピソードを伺ううちに、

「料理は人生を楽しむ知恵とコツの宝庫」であることに気づきました。

 

坂本さんのお話の面白さに心を奪われ、

当日は撮影担当だった私も、気づくとインタビュアーである別のスタッフの横で

じっくりとお話を伺ってしまったほどです…(笑

 

坂本さんが主宰する「サカモトキッチン」において大切にしていることは、

「子どもたちの好き嫌いを無くすこと」

…ではなく、

「子どもたちの料理の腕前をあげること」

…でもなく、

「子どもたちが自分の好きなことを見つけ、人生を豊かにすること」。

 

そのためなら、料理の腕前や好き嫌いどころか、

そもそも料理という手段にこだわる必要さえ無い、とのことでした。

 

料理教室の先生の口から出てくる言葉とは思えませんよね。

ですが、4月公開予定のインタビューをお読みいただければ、

坂本さんの真意、そして「台所育児」の魅力を実感していただけると思います。

 

長いわりに、少々もったいぶった書き方をしてしまいました。

「4月まで待てない!台所育児についてもっと知りたい!」

そんな方はぜひ、坂本廣子さんの著書『坂本廣子の台所育児 一歳から包丁を』がおススメです!

出版年月は1990年(私が生まれる前…)とずいぶん昔ながらも、

未だに多くの方に読まれ続けている名著です。

 

インタビューの具体的な公開日時はまだ決まっておりませんが、

お楽しみにして頂けましたら幸いです。

最後までお読みくださりありがとうございました。

ウッディプッディ 平子

ママ一年生の保育士が感じたコロナ禍で子育てしてよかったこと

 

私は都内で保育士をしながら、12ヶ月の子どもを育てるママです。

「おもちゃコンサルタント」というおもちゃの資格を保有するほど、私自身おもちゃや遊びが大好きなので育児にも親子で一緒に楽しめる遊びを取り入れようと日々奮闘しています!  

職業柄、昔から赤ちゃんや子どもと接している私でさえ、自分の子育ては初めてのママ一年生。

ただでさえ不安いっぱいな状況に加えて、2020年からはコロナというこれまでにない状況となりました。 

先が見えずマイナスな事ばかり考えがちですが、今回はあえて「コロナ禍で子育てして良かったこと」をお話ししたいと思います。 

これから出産を控えているママや、不安や悩みを抱えながら育児をしているママへ。

大変なことももちろんありましたが、良いことたくさんありましたよ! 

新型コロナウィルスによる予想外の育児がスタート

20201月の始め頃に、私の息子が生まれました。 

当時、コロナはまだ他の国の話。今と違って立ち会い出産も里帰りもすることも全然問題なくできていたのに、まさかこんな世界になるとは夢にも思っていませんでした。 

新生児期が終わり、都内の自宅へ帰ろうと思っていた矢先、非常事態宣言によって、思うように外に出られなくなってしまいました

夫も早い段階で在宅勤務に変わったため、 それならばと、夫も私と息子がいる千葉の海沿いの実家へ身を寄せ、家族3人と私の両親との生活が始まりました。 

夫と両親に支えられた子育てはやっぱり心強い!

 

コロナ以前は、知り合いがほぼいない都内でワンオペの育児をする予定でした。しかしコロナによって、思いがけず夫と両親一緒に子育てできたことは、とても心強かったです。 

田んぼ道をベビーカーで散歩したり、気分転換に庭にテントを出してリモートワークをする夫とその隣で遊ぶ息子を眺めたり…。

小さな幸せを感じるゆっくりとした時間を過ごしました。 

息子の成長していく姿をみんなで見ることができたことは私たち家族にとって大切な思い出なりました。 

コロナ禍であらためて感じた人との繋がりの重要性

自宅に戻った頃には少しずつの予約制ではありましたが、児童館や子育てサロンも開放されるようになっていました。

利用人数が制限されているスタッフの方は気軽に声をかけてくれました。おかげで自分のリフレッシュになったし、家とは違うおもちゃや絵本子ども楽しんだりと、思い切って外に出るのもいいなと感じました。 

また、急速に進んだオンライン化をきっかけに同じくらいの月齢の子どもを持つママが集まオンラインサロンに参加してみました。全国にママ友ができたことやzoomを使って気軽におしゃべりができるようになったことは、コロナ禍ならではのご縁であり、利点だったと思います。 

ベビーマッサージや離乳食のこと、赤ちゃんの成長のことなど、さまざまな内容をオンラインで専門の方に教わることができ、ママとしても保育士としてもとても勉強になり、人と話すことの大切さを実感する日々でした。 

育児で迷ったり悩んだりしたときには、ウェブ検索をして悶々とするよりも、オンラインで人と繋がり話しすると気持ちも楽になるのでオススメです! 

いまだからこそやってみた!全国の人と繋がれるオンライン保育

 

そんな私も先日、オンラインサロンを主催しているママにお願いされて、初めてオンライン保育を行いました。 

内容は、いつも保育士として保育園で行っているように歌を歌ったり、体操をしたり、製作をしたりと約30の親子と一緒に遊びました。 

いつも目の前にいる子どもとやっていることを、画面上で再現するのは難しい! 

とはいえ、画面の向こうの楽しそうなママと子どもの表情が見れたときには、勇気を出してやってみてよかったなと感じました。 

いま自分にできること、いまできることで人と繋がること。そんな気持ちを大切に、これからも過ごしていきたいと思います。 

だちや遠くに住む家族とは気軽に会えなくなり、寂しい思いもありますが、新しい出会いや発見もたくさんあったこの一年。 

どれくらい長く続くかはわかりませんが、”コロナのせいで” と思うよりも、”今だからできること” を見つけて前向きに過ごしていきたいですね。 

【遊びの一口メモ】入れたり出したりが上手になる1歳ごろ

 

最後に最近のウッディプッディのおもちゃを使ったが家での遊びを紹介します! 

1歳頃から、「はじめての食育 もぐもぐフルーツセット」でうさぎさんにフルーツを食べさせてあげるようになりました。 

入れたり出したりするのが上手になるこの時期。ママがお手本になってまずやってみると真似してお口に持っていってあげる姿が見られます! おままごと遊びへの第一歩 

ライター:齊藤由佳子

保育士。おもちゃコンサルタント。一児の母。「あそびのマルシェ」において、親子で一緒に楽しめるおもちゃを使った遊び方を伝える。

「褒めて伸ばす子育て」で、子供は本当に伸びるの?

「褒めて伸ばす」の落とし穴

「褒めて伸ばす」の落とし穴

「子どもは褒めて伸ばしましょう!」

誰でも一度は聞いたことがあるかもしれませんが、闇雲に褒めることは、時に逆効果になってしまうことがあります。

本当に大切なことは「ママとパパは、いつでも自分を見守ってくれているんだ」と、子どもが安心できること。

本記事では、褒め過ぎることの落とし穴と、それを回避する案についてお話させて頂きます。

私たちは、なぜ子どもを「褒める」のでしょう?

子どもの成長は、とにかく嬉しいものですよね。寝返りを打ったり、よちよち歩きをしたり、ある日ついに掴まり立ちが出来るようになったり…。

当の本人よりも、ママやパパの方が喜びに溢れ「すごいすごい~!上手だね~!」と、思わず大声をあげてしまうものです。そして、そんな大人たちの様子を見て、子どもは更に嬉しくなり、次々に新しいことにチャレンジしていきます。

このように「褒めて伸ばす」とは、純粋な喜びの表現はもちろんのこと、褒めることを通して子どもの自発的な意欲を促すことが目的とされています。

実際に子どもたちも、褒められるほど嬉しくなってどんどん行動するようになりますが、ここにある“落とし穴”があるのです。

「褒める」の背後にある「こうなってほしい」という思惑

ここで、少しだけ考えてみましょう。

そもそも子どもたちは、ママやパパが望んだり、何か与えたりするから成長するのでしょうか?

私は、そうではないと思います。

子どもは、誰に言われるでもなく自ら新しいことにチャレンジすることで経験を積み重ねていくものであり、だからこそ「嬉しい」「褒めてあげたい」という感情に繋がります。

しかし、いつだって純粋でいられる大人はあまり多くありません。

「お手伝いをする子はかしこいね!」「ちゃんと成功できて偉いね!」

のように、大人の都合に合わせた行動や、物事に成功した時にだけ褒めるようになると、本来の素直な感情表現として行なっていた「褒める」から、いつの間にか、特定の価値観に基づいた「評価」の押し付けが目的にすり替わってしまいます。

加えて、成長に伴い子どもには「自我」が芽生えます。

一般的に4歳を過ぎた頃には、子どもなりの「納得する出来栄え」といった価値観が徐々に形成されるのです。

今までのように「上手だね~」と褒めたところで、「こんなの上手じゃない!」と怒り出したり、逆に、褒められないことは「失敗したら褒めてもらえない…」「褒めてもらえないことは、やらない方がいいんだ…」と認識し、チャレンジに対して消極的になってしまうことがあります。

たとえ純粋に褒めているつもりでも、その背景には少なからず「こうなってほしい」という思惑が隠れていたり、子供たちの成長に伴って、従来とは異なる方向に向かってしまうことも起きかねないのです。

落とし穴を回避するには、素直に「事実」を伝えてみる

「褒める」が万能ではないとなると、一体なんと声をかけたらいいのでしょうか?

そこで、私がおススメするのは、シンプルに「事実」を伝えることです。

「ひとりでできたね!」

「最後までがんばれたね!」

そんな、だれが見ても同じ「事実」を伝えてみてください。

褒めることに比べて、どこか頼りなくインパクトに欠けるように思えるかもしれません。

しかし、子どもが本当に必要としていることは、単に褒めてもらうことではなく「ママやパパに見守っていてもらうこと」なのではないでしょうか。

上手くいった時も、そして失敗してしまった時も、どんな時も変わらずそばで見守ってくれているママやパパは「いつでも自分の味方なんだ!」と安心できるからこそ、子どもはもっと頑張れるし、もっとチャレンジできるのです。

「褒める」こと自体はとても大切なことです。

しかしその便利さ故に、知らず知らずのうちに足を捕られてしまう危険も孕んでいます。

「すごいね!」「かしこいね!」「上手にできたね!」

時々、意識して「褒める」言葉はちょっとだけ胸にしまっておいてみてください。

その代わりに、子どもが何を感じ、何に夢中になっているかを、子供の目線に立って観察し、シンプルに想いを共有してみると…子育てはもっと楽しく、もっと豊かになるかもしれません。

ライター:村上三保子

2歳からのこども料理教室「こどもカフェ」主宰「上手につくる」ことより「楽しくつくる」をコンセプトに、7,000人以上のママやパパに料理を通して子育ての楽しさ、子どもが自立する子育て法を伝え、教室のリピート率は9割を超えている。幼稚園、保育園など講演多数。「おはよう朝日です」(朝日放送テレビ)などのメディア出演もあり。2020年10月初著書「ようこそ!子育てキッチンへ」出版

木のおもちゃと愛情ホルモン「オキシトシン」

 人と人がふれあうことで『オキシトシン』というホルモンが分泌されます。別名『愛情ホルモン』『絆ホルモン』『信頼ホルモン』とも呼ばれるオキシトシンはここ数年で様々な実験や研究がなされ、テレビや雑誌で取り上げられることも増えたので、ご存じの方も多いかと思います。

オキシトシンってナニ?効果は?

このオキシトシン、先にあげた別名の通り分泌することで愛情や絆、信頼が深まり、幸福感を得やすくなると言われています。また不安やストレスを減少させる、緊張を緩和する、記憶力、免疫力、自己肯定感のアップなどの効果もあります。

ということで、人が安心して健やかに過ごすために欠かせないホルモンなのです。

そして最近の研究では『人にふれなくても分泌される』こともわかってきました。

例えば、映画を見て感動する、楽しくおしゃべりをする、初めてのことにチャレンジする、親切やボランティア活動をする、など人と楽しく関わることで分泌します。

また人ではなく、ペットや肌触りの良いものにふれることで分泌することもわかっています。

肌触りの良いモノにふれる効果

オキシトシンには『痛みを取る』という効果があることも実験結果が出ています。

この実験では、いろいろな肌触りの布を準備して、一番心地が良いものと悪いと感じるものを選びます。そして片方の手(仮に右手)でどちらかの布を触り、もう片方の手(左手)は氷水につけ、左手の痛みを計測しました。すると、心地よい布を触っているときの方が痛みが少なく感じるという結果が出ました。

このことから、わが子が転んだときなどに思わず「痛いの痛いの飛んでいけー」と声をかけながら、ママの優しい手で膝をさすることや、「お腹が痛い」というわが子のお腹を優しくさすることは、実際に痛みを軽くしてあげられているということになるんです。

木のぬくもりからよみがえる記憶

肌触りの良いおもちゃにふれることでも多く分泌するオキシトシン。

ふれるのは肌ですよね。

人の臓器の中でも肌は一番長く、生まれた瞬間から亡くなる直前までその機能を発揮します。肌は一生ものなのです。

小さい頃、パパやママの膝に座っていた記憶(私は父の膝に座って貧乏ゆすりをされるのが大好きでした・笑)、そして一緒に遊んだ木のおもちゃの一瞬ひんやり、そのあとスベスベで温かみのある気持ちいい肌触りを、大人になって、親になって、きっと思い出すことでしょう。

木のおもちゃの肌ざわりは懐かしい感覚と共に、昔の記憶もよみがえらせてくれます。

そして、自分がどれほどの愛情を受けて育ったのかを改めて思い出させてくれるのではないでしょうか。

ライター:藤野ゆか

2006年から7年間ベビーマッサージ資格スクールを運営、2013年からは抱っこセミナー、ママ起業セミナー、SNS活用セミナーなど全国で開催。 2017年から『抱っこ育児コミュニケーター講座』を開講し、抱っこ育児を伝える講師を育成中。 また2020年より『スマホひとつで動画編集講座』を開講、毎回満席となっている。