オープンまでにやることは山のように

2005年秋。
店舗のオープンまで、残された時間はわずか4か月

カレンダーをにらみながら、心の中で叫びました。
「果たして、本当に間に合うのか…?どうしよう?」

焦る気持ちを抑えながら、私たちはまず“やるべきこと”を整理し、
ひとつひとつリストアップしていきました。

すると――そこに並んだのは、
目の前が真っ白になるほどの、山のような課題でした。


1️⃣ 販売商品の選定と見積もり。
玩具も雑貨も、最小ロットは各200個。
家具は10台から20台。
一つひとつ、数量を決めるたびに背中に冷たい汗が流れました。

2️⃣ 包装と入り数の決定。
見た目も大切、でもコストも抑えなければ。
どこで折り合いをつけるか、何度も会議を重ねました。

3️⃣ 取り扱い説明書の作成。
4️⃣ 家具の組み立て説明書の作成。
分かりやすく、誰が見ても安心できるように――。
地味だけれど、とても大切な作業です。

5️⃣ 店舗スタッフ5人の募集。
将来的には“5店舗展開”を見据え、心強い仲間を探しました。

6️⃣ 配送用トラックの購入。
7️⃣ 商品の保管倉庫の確保。
8️⃣ 中国工場との打ち合わせ。
時には深夜まで電話でやり取りし、細かな修正を重ねました。


頭の中は、いつも“やることリスト”でいっぱい。
寝ても覚めても、やらなければならないことが次々に浮かんできます。

「間に合うのか?」
「本当にできるのか?」

不安は尽きません。
でも――それでも立ち止まるわけにはいきません。

やるしかない。
前進あるのみ。

それが、あの頃の私たちを動かしていた“たった一つの力”でした。