初めての注文、そして最初の試練

「やった!万歳!」

初めての注文をいただいた日、
社内は小さなお祭りのようでした。

数量は決して多くありません。
しかし、あの展示会から始まった営業活動が
ついに実を結んだのです。

すぐに工場へ連絡し、生産の手配を進めました。
「これからウッディプッディが広がっていく。」
そんな期待で胸がいっぱいでした。

ところが――

大きな問題にぶつかります。

出荷前の検品の最中でした。

違和感に気づき、商品を確認すると――

JANコードが違う。

よく見ると、
他社のJANコードが印字されている。

一瞬、頭が真っ白になりました。

これは単なるミスではありません。
致命的な間違いです。

すぐに東京へ向かいました。
逃げるわけにはいきません。

問屋の担当者に、
正直にすべてを伝えました。

すると――

「今さら何を言っているんですか。」
「もう商品登録も終わっているし、お客様にも案内済みです。」
「こんな間違いは前代未聞ですよ……」

厳しい言葉が続きました。

当然です。
言い訳はできません。

ただ、ひたすら頭を下げました。

「申し訳ありません。」

情けない。
本当に情けない。

悔しさと申し訳なさで、
涙が出そうになりました。

しかし、こういう時にできることは一つです。

ひたすら、誠意をもって謝ること。

長年の経験の中で、
体に染みついている感覚でした。

しばらくして、
ようやく担当者の方も理解を示してくださり、

すでに登録されていたJANコードを
すべて修正し直していただくことに。

本来ならあり得ない、
大きな手間をかけてしまいました。

倉庫にある商品もすべて回収し、
正しいJANコードへ貼り替え。

そして、ようやく出荷。

なんとか形にはなりましたが――

心の中は複雑でした。

「これで本当にやっていけるのか……」

慣れないビジネスの怖さを、
身をもって思い知りました。

穴があったら入りたい、とはまさにこのことです。

しかし――

問題は、これだけでは終わりませんでした。

ウッディプッディの試練は
まだまだ続きます。

次に待っていたのは――